原価計算と聞くと難しそうですが、やることは「作品1個を作るのに出ていくお金を足す」だけです。つまずくのは計算そのものより、まとめ買いした材料をどう割るかのほうでした。
ビーズ100個入り、レース1m、レジン液1本。どれも作品1個ぶんで買うものではありません。ここを1個あたりに直せれば、原価計算はほとんど終わりです。
この記事のポイント
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原価 = 材料費 + 間接費。どちらも作品1個あたりで出す
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まとめ買いの材料は「金額 ÷ 入数 × 使う量」で1個あたりに直す
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少しだけ使う材料や消耗品は、間接費にまとめてもよい
原価は「材料費+間接費」で出す
作品1個の原価は、材料費と間接費を足したものです。材料費はその作品に使った材料の金額、間接費は梱包材やラッピングのように作品ごとにかかる細かい費用です。
Tenookでは、作業時間を時給に換算したもの(労務費)は原価に入れていません。誰かに払っているお金ではないので、時間のぶんは値段と利益の側で考えます。考え方は
ハンドメイド作品の値段の決め方に書きました。
まとめ買いの材料を1個あたりに直す
まとめ買いの材料は、まず1つあたりの単価を出して、そこに使う量を掛けます。
単価 = まとめ買いの金額 ÷ 入数
材料費 = 単価 × 作品1個に使う量
計算例: ビーズのピアス
この作品の材料費は約106円です。ここに台紙と袋で30円の間接費を足すと、原価は約136円になります。1円未満の端数は、最後に原価を出すときにまとめて丸めると誤差が小さくなります。
材料が増えると手計算は面倒になります。
ハンドメイド原価計算ツールなら、まとめ買いの金額と入数、使う量を入れるだけで同じ計算ができます。
少しだけ使う材料・消耗品はどうする?
接着剤やレジン液のように、1個あたりの量を測りにくい材料もあります。こういうものは、厳密に測るより「1本で何個作れたか」で割るほうが現実的です。
たとえば1,000円の接着剤1本で、だいたい50個作れたなら1個あたり20円です。細かすぎて数えられないものは、間接費に数十円のせておくだけでも十分です。0円で計算するよりずっと実際に近くなります。
材料の値段が変わったら、原価も出し直す
原価は一度出して終わりではありません。材料の仕入れ値が上がったら、その材料を使う作品の原価もすべて変わるからです。
作品が少ないうちは表計算でも回ります。ただ、作品と材料が増えるほど「この材料を使っている作品はどれだっけ」を探す手間が増えます。Tenookのように、材料の値段を変えると使っている作品の原価がまとめて計算し直されるアプリを使う方法もあります。
まとめ
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まとめ買いの材料は「金額 ÷ 入数 × 使う量」で1個あたりに直す
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測りにくい材料は「1本で何個作れたか」で割るか、間接費にまとめる
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材料の値段が変わったら、使っている作品の原価も出し直す
まずはいちばんよく売れる作品1つで原価を出してみてください。思っていた数字とのズレに驚くかもしれません。